卒業生の方

校友会からのお知らせ

2025.06.30

泉南市議会議長の堀口和弘さん(法学部20期生)が本学学生に講義をしました

 6月25日(水)、法学部専門教育科目『地方自治論』(担当:伍 躍 教授)のゲストスピーカーとして、本学法学部20期生で現在、泉南市議会議長を務められている堀口 和弘さんが約50名の学生を前に講義をされました。
 この授業は、地方自治体の役割や首長と議会の機能や税財政、入管行政について学び、地方自治を主体的に考える力を身につけることを目的に開講されており、堀口さんは大阪府議会議員時代から毎年現役地方議員として講義をしています。

 今回、堀口さんは「地方議員の実際~政治とメディア~」をテーマに、地方自治の定義、国会と地方議会の違い、地方議員の役割、議会の仕組み、メディアの進歩により劇場型になりつつある地方自治の課題や危険性について指摘をされていました。
 続いて議員(政治家)の日常や収入(政治とカネ)について、自身のこれまでの経験を踏まえた政治活動に重くのしかかるコストや、それによって地方議員のなりて不足が進み、曳いては議員(政治家)の劣化に繋がると問題提起が行われていました。
 最後に「求められる政治家像」として、まず家族を幸せにできるか?(家庭自治)、理想と志を持って立場を失う覚悟を持って行動できるか?、ひとつの政策に対して一人ディベートができるか?の3点を挙げ、学生に対し「この世の中を変えよう!と思う人は議員を目指していただきたい!」と強く呼びかけられ、講義を終えました。
 受講した学生たちも終始真剣な眼差しで堀口さんの話に聴き入り、質疑応答でも選挙制度の問題点を突いた質問が出る等、活発な議論が交わされました。

 この授業を聴講しに来ていた現在政治家秘書をしている鎌田 松輝さん(法学部48期生)も、在学中堀口さんの講義が政治家を志すきっかけとなったそうです。堀口さんをはじめ、政治の世界で頑張っている校友の皆さんの益々の御活躍をお祈りします。